2011年01月20日
出番待つ野菜と静かな冬
私の大好きなターサイ。なにが好きってこのお花のようなロゼッタ模様です。一枚一枚は、スプーンのようで、はさみで収穫すると緑のスプーンの花束のようです。
ハウスは2重のビニールで覆っています。外のキャベツも、ハウスの中にお引越しをして、出荷を待っています。
外の人参畑は薬10センチくらい人参ごと凍っていて、スコップで土ごと掘り起こしての収穫です。
きらきら光っている土が見えます。
いつもなら12月には全部取って貯蔵しておくのですが、比較的あたたかな冬予想で、今年は土寄せをして土の中貯蔵にしました。人参の貯蔵温度は0度、土の中はちょうど良い貯蔵室です。でも掘った中の一本に白い根が出ていましたから、春の動きがもう始まっているのかなーー
収穫はうれしいけれど、冬鳥のいない静けさが、ネオニコのせいかと思うと、鳥たちに申し訳なくて、
ふと、落ち込んでしまうのです。人社会は、自分たちが使っていて、まだ知れば回避もできる可能性はあるのですが、虫たち鳥たち、どんぐりの実のない山に住む獣たちは、避けることができないとおもうと・・・。
先日土岐で「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画会に行ってきました。山口県のすごーくきれいな瀬戸内の海にある上関市祝島に中国電力が原発を作る計画があり、海と命を守るために反対している漁民やおばちゃんたちの27年にわたる行動と今が描かれていました。絶滅品種の海の生物がいーーパイある美しい島の海、そこにはエゴマを作っている知り合いがいまして、映画にも出てきました。いつもきれいな海の話をしてくれますが映画を見て、行きたくなりました。
そして持続可能な社会作りをしているスエーデンの町の様子もありました。スエーデンの方が、「日本には森林が豊富にあって、なぜそのエネルギーを使うことをしないんだ!??もったいない。波力エネルギーこれも日本はスエーデンの3倍あるんだよ。」と言っていました。
命の食べ物を生み出してくれる海や、水や土や空気を根こそぎなくす計画はやめてください!
安心して、喜んで食べてもらえる野菜さんたちを作ることができているここで、自然を復活させる仕事がしたいと、思い浮かべるこの頃です。
春まで、あと2か月、いい冬すごそ!
Posted by えごまかーちゃん at 21:21│Comments(0)
│野菜畑より