ＧＯＥＮ農場の農家日誌

第8回を迎えるこのサミットは、９０％が農家の母ちゃん、父ちゃん、じいちゃんばーちゃんの集まりです。エゴマを食べているので、みんなとても元気です。
合言葉は、作って食べて、健康にです。
１aの面積で1年分の1人分の油が自給できちゃいます。
種まきは、6月20日までは大丈夫。
種は、お世話しますよ。
韓国好きのかたは、エゴマの葉にも興味があるのではないですか？

こちらの種も、提供できますので、作りたい方はどうぞメールでご連絡ください。
えごまって、あぶらえのことですよー。そう、飛騨の特産、名物、伝統の食べ物です。
実は、縄文時代からあり、九州から、東北まで幅広くあった作物です。
岐阜出身の齋藤道三が油商人だった頃に売っていたのはエゴマ油、江戸時代灯に使われ、油を売るものが権力をも握っていた時代まで、エゴマ油がそのほとんどを占めていたそうです。

アレルギーを抑えるって話は聴いたことある人も多いんじゃないかなー。
ところが、このエゴマ、ほんとに現代病の救世主ともいえる効果と使いようがあるんですよ。

心筋梗塞、脳梗塞を予防し、認知症を軽減するDHA,EPAに体内で変わるαーリノレン酸を世界一多く含むのがこのエゴマなんです。

で、8年前からこのサミットを通して、エゴマの油を搾油する搾油所が全国に３０箇所以上普及してきて、実だけでなく、油もずいぶん普及してきました。

しかし今回のサミット、葉っぱで、認知症を治した実例と、不整脈が治ってしまったという報告があり、
油、実、葉茎、ともに私たちを現代の不安な病気を予防してくれる事を見聞きしてきました。

エゴマの実や油、葉に含まれる、数種のポリフェノール、中でも特に、ルテオリンは、アレルギーを抑制するという研究発表がありましたし、外国の研究で、αリノレン酸が、骨粗しょう症を改善という報告もありました。私のすりエゴマの常連さんは、ヨーグルトにすりえごまで、骨粗しょう症が良くなったそうですので、この研究結果を聞き、やっぱりとうなずきました。

ですので、今年はえごまの葉、本格的につくるぞーと張り切って帰ってきました。

また、搾油したあとのエゴマ粕も、ポリフェノールたっぷりの優れもの、これも、そばにしたりお菓子に利用したりと、食べやすく加工して、みんなにエゴマパワーを受け取ってもらえるようにしようと
わくわくして帰ってきました。

そして、最大の収穫がこれです。

エゴマ脱穀機です。手作りで、考案されたものです。

これは今までのやり方の3段階を一度でしてくれるうえ、移動しながらできるので、乾燥したエゴマを運ばずに、脱穀機が運べます。広島県世羅町の上本さんの考案です。

これはステンレスなどで、組み立て式につくれたら、、、全国に紹介できて、作業が楽になるでしょう！！どなたか道具つくりにつながっていくかたに心当たりありましたら、おしえてください。